属性と相性

【魔法学園"R"】では[主導権判定][成功判定][影響判定]というMAシステムの判定方法に、陰陽五元素説を元にした[元素属性]と、異界の生命体に対する[界属性]という2種類の優劣に関する要素が導入されています。[元素属性][界属性]は、ともに[影響判定]に使用され、特に攻撃時のダメージを算定する際に反映されます。ここでは、各属性の意味や効果について説明します。

陰陽五元素説と元素属性

 魔法に支配されたあらゆる物質は、宿った[火][雷][水][地][風]のイデアの強弱によって偏りが生じており、より強いイデアの特徴が物質固有の特徴として現れるようになります。そのため、魔法生物は必ずなんらかの属性を持っているほか、棲息分布が土地の持つイデアの偏りに大きく影響を受けていることも判明しています。ちなみに、人類種は強いイデアの特徴が現れるほどイデアの偏りが大きくないため、固有の属性を持つには至っていません。
 なお、5種類のイデアが持つ大きな特徴でもある優劣関係は、属性を持った魔法生物だけでなく、イデアやスピリットの召喚などによる属性の変化においても成立し、魔術魔法などは弱属性に対して2倍の効果を発揮し、逆に強属性に対しては効果が半減することになります。一方、[陽][陰][触]のイデアは種族の属性に存在しないため優劣はありませんが、いくつかの異種族種族固有の能力を発揮するための力の源になります。すなわち、敵や領域、さらには自分たちの属性を操ることで、戦況を大きく変えることも可能となるのです。
■ 五元素の影響要素と優劣

イメージカラー 主生息地
山岳・峡谷・火山
地中・地下・遺跡・荒野
水(氷) 青/蒼白 海洋・河川・沼沢・氷原・雪山
街区・丘陵・平野
森林・密林・草原

■ 属性変化能力の優劣

 ちなみに、属性の変化を引き起こす手段は、イデアやスピリットを召喚するほかにも、自らの属性を変化させる術やアイテムを利用する方法などがあり、属性変化や属性維持の能力に違いがあります。それぞれの優劣を把握することで、召喚魔法などの能力を有効に活用することができるようになるでしょう。
強弱 項目
【 強 】 イデア [陽] [陰] [触]
イデア [五元素]
[スピリット(エルフ)] [属性変化(ワーウルフ)]
【 弱 】 アイテムによる効果

界属性と攻撃相性

 魔族や不死者、そしてゴーレムは異界の理の支配下にあり、人類種が属する現界の影響を受けません。そのため、通常の方法ではダメージを与えることができないのです。しかし、異能者の中には異界への干渉力に優れる者が存在し、アーキタイプによっては現界以上に異界への影響力を発揮する場合すらあるのです。この影響力の差には、まったく無効な場合から2倍の効果を持つ場合まで5つの段階があり、[攻撃相性]とは、こうした界の異なる生物に対する影響力を示しているのです。
 ちなみに、界を越えて干渉をおこなうことができる者は、魔法や物理接触などの種類を問わず界の影響を免れます。そのため、イデアの優劣も異界へと持ち込むことができるのです。攻撃相性に優れた者が元素属性をコントロールして影響を行使した場合、最大で4倍の効果を発揮することも可能なのです。
アーキタイプ別攻撃相性
アーキタイプ 攻撃相性
現界 妖界 魔界 巫界
マルス
ケレス × ×
メルクリウス × ×
ディアナ × ×
アポロ × ×
ネプトゥヌス × ×
ウルカヌス × ×
ウェヌス ×
ミネルヴァ
バッカス ×
フォルトゥナ × × ×
■ 異界の生物による攻撃相性
属する界 攻撃相性
現界 妖界 魔界 巫界
妖界
魔界
巫界
◎:極めて有効(能力値×2)/○:有効(能力値×1.5)/―:通常/△:効きにくい(能力値×0.5)/×:無効