ワーウルフ

生を勝ち取る力を尊び欲求に忠実な最強の戦闘種族

■外見と身体的特徴

 通常、人の姿をしていますが、「陰」の気の中では、自らの意志によって秘められた獣性を解き放ち半獣の姿を取ることが出来ます。なお、属性変化以外の種族スキルを発動させる時には、必ず半獣変化を伴います。長身で引き締まった強靱な肉体を持ち、成人男子の平均身長は180cm前後、女子が170cm前後です。外見的に見ても物理戦闘に特化した種族といえるでしょう。
 肌や瞳、髪の毛の色はヒューマンに準じます。また、狼のほか、ネコ科、イヌ科、クマ科の生物が選択できます(外見のみの設定で、ルール的な有利不利はありません)。

■性格

 生を勝ち取る行為が基本欲求として遺伝子レベルにまで刷り込まれているため、戦闘も含めた戦う事全般で得られる喜びは何物にも代え難いという特異な精神構造をしています。彼らにとっては、強敵を倒し、価値ある財宝を手に入れ、美味しい物を喰ってぐっすり眠ることこそが至上の喜びなのです。
 なお、この基準は戦闘に限りません。強敵はさまざまな問題かもしれませんし、価値あるものとは愛する人かもしれません。特に、人間社会に出て暮らしているワーウルフは価値基準はそのままで、対象がより広範に渡っているのです。

■概要

 ダークエルフ同様、魔法大戦を戦うために生み出された生体兵器の末裔で、強靱な体力と卓越した戦闘能力を武器に、主に獣系魔法生物との戦いで活躍しました。ワークリーチャーにはワーウルフ以外も存在しますが、あくまでもワーウルフの変種であり、数は少ないのが現状です。
 現在の主たる居住地はピレネー山脈一帯で、部族単位の生活をしています。好戦的で刹那的な彼らは、種族として力を尊び強者が弱者を支配することを当然と考えており、部族の強弱もこの価値観によって決まっています。
 また、もっとも世界に進出している異種族のひとつです。彼らの性格的な特徴のうち社会的に受け入れ難い部分に関しては薄められたり対象が変化していますが、本質的な価値基準に変化はありません。そのため生活様式もヒューマンなどとは微妙に異なった部分を持っています。

ワーウルフのルール的な特徴

 ワーウルフの能力値はアーキタイプに依存します。種族を特徴付けるレイスアビリティも合わせてご覧下さい。また、PCを作成する時に種族専用アイテムが配布されます。配布をキャンセルすることもできますが、アクション以外で獲得することはできなくなりますのでご注意ください。

レイスアビリティを表示

■ 選択可能アーキタイプ
マルス  ネプトゥヌス
種族専用アイテム
名称 部族のタリスマン
説明 ワーウルフのみが持っている特別な護符。生まれた時に親から受け取る。月の輝面積が10%増したのと同時効果を得る
外観/使用方法 赤みを帯びた特別な無垢の金属塊で、形はざまざま。念じることで発動し、鈍く振動する
補足/注意 最大で1サイクルに1回、24時間効果を発揮する。停止させることはできず、また、新月の間は発動させることができない
名称 月光のナイフ
説明 ワーウルフのみが持っている特別なナイフ。生まれた時に部族長から授けられる。月光と同じ属性の光を発し、レイスアビリティを発動させることができるようになる
外観/使用方法 刃渡り20cmほどの、黒光りする合金製。柄から刃先まで一体で鍛造されている。念じることで発動し、全体が白く輝きはじめる
補足/注意 最大で1サイクルに1回、最長10分間効果を発揮する。10分に満たなくても停止させられるが、再使用はできない。光を発する以外は普通のナイフとして使うことができる