遺伝子の悪戯が生み出した人類の異端児
■外見と身体的特徴
ヒューマンと同様、ごく一般的な人の姿をしています。体格も小柄で華奢な者から2mを越す大男までさまざまですが、成人男性の平均は男子が170cm前後、女子が160cm前後のようです。肌の色は白、あるいは青白で、瞳や髪の色も淡いのが特徴です(瞳の色素なしが認められない以外には、自由設定に大きな制限はありません)。また、常に吸血に使う尖った犬歯が口の端から覗いています。また吸血して力を発揮する際は、元の色に関係なく瞳が赤くなり瞳孔が縦に割れます。また、肌の色は青白くなるのです。
■性格
ヒューマンの突然変異で生まれた彼らは、人間社会の枠からはみ出しつつも人間社会の中でしか生活することが難しく、そのため、裏社会を渡り歩いたり貴族の愛人に納まるなど、個人の技術や相手の嗜好を汲んだ立場に納まる事が多いのです。ほかの
種族とは違う意味で環境適応能力は高いといえるでしょう。
また、
種族意識を持ち得ない彼らは、個人の趣味や嗜好にこだわりを見せる一方で、たとえ同じ
種族であっても他人のことには口を挟まないなど、孤立性が高いのも特徴です。
■概要
魔法大戦期の激しい魔力の変動が生み出した突然変異
種族で、
種族名の由来でもある吸血行為のほか、子孫を残す能力を持たないことが大きな特徴です。最初こそ吸血行為のために忌み嫌われた存在でしたが、「贄」と呼ばれる特定な関係を結んだ相手からしか吸血しないことが知られてくると、次第に社会に受け入れられていきました。しかし、身体的な特性から
種族に帰属意識を抱きにくい彼らは、どうしても個人主義になりがちで、そのため、独自の国家や集団を持とうとする意志が強くありません。それでも魔王戦役後は
ヴァンパイアハーフの国家が建設され、
種族の意識に一石を投じています。
ヴァンパイアハーフの能力値は
アーキタイプに依存します。また、
種族を特徴付ける
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