融合と改造

 ゴーレムをアクション中で運用する時、能力値の配分とともに重要になってくるのが、アイテムを利用した[因子融合][改造]です。[因子融合][改造]はともにゴーレム本体に機能を付加し能力を高めますが、それぞれ専用の巫術系スキルを修得している必要があります。

「変容因子」による強化

 ゴーレムの専用装備はすべて[因子]というアイテムになっています。
 [因子]はすべて素体またはゴーレムに融合させて使用しますが、その際、巫術系スキル「因子融合」を修得している必要があります(巫術系スキル「改造」は、ゴーレム専用装備以外を組み込むためのスキルです)。
[変容因子]は、ゴーレム創造時に投入し、取り出すことのできない[創造因子]と異なり、運用するサイクルの[行動フェイズ]においてゴーレムに投入するもので、さらに、次の[行動フェイズ]で取り出すことができます。
 融合作業には[因子]の投入個数に関係なく[24÷(SLv+【知力】÷10)]時間(最短2時間)を要し、取り出す場合は[10分]で完了します。その間安全に作業できる環境が必要となります。
■ 「創造因子」 と 「変容因子」の違い

投入対象 投入タイミング 取り出し
創造因子 素体 ゴーレム創造時 不可
変容因子 ゴーレム 行動フェイズ中 行動フェイズ中

汎用装備による強化

 巫術系スキル「改造」を修得していれば、汎用装備をゴーレムに組み込むことが可能です。その場合、一度に[SLv]カ所の改造が可能です。また、ゴーレムのサイズを一段階ずつ変化させることもできます。その場合、作成時のサイズより大きくすることはできません(1回のサイズ変更も1ヶ所と数えます)。
 作業には1ヶ所につき[24÷SLv]時間(最短2時間)を要し、逆に、取り外すには「12÷SLv」時間(最短1時間)を要します。その間安全に作業できる環境が必要となります。

素体の融合による強化

 複数の素体を融合させて強力な素体を作り出すことができます。そのための巫術系スキル[素体融合]です。融合した素体の能力は、使用したすべての素体が持つ能力(基準値・融合因子上限・遠隔操作範囲)を合計したものとなり、さらに、[基準値]に対して[1+融合素体数÷10]倍のボーナスが与えられます。
 しかし、一番の特徴は不意のコープス化や合体時間の制限といった[合体]のデメリットを回避できる点にあるといえるでしょう。
 融合作業には使用する[素体]の個数に関係なく[21÷(SLv+【知力】÷10)]日(最短2日)を要し、その間安全に作業できる環境が必要となります。
 ただし、一度融合させた素体を分離したり、別の素体と融合させることはできません。
■ 「素体融合」 と 「合体」の違い

施術対象 タイミング 分離 デメリット
素体融合 素体 素体段階 不可 分離不可
所有素体のみ
合体 ゴーレム 行動フェイズ中 任意 制限時間あり
コープス化の危険あり
必ず所有ゴーレムを含む
他者のゴーレムを含む場合は
所有者の同意が必要